精神的な負担を感じる時には

女性が看護師として働いていると、患者の容態が悪化していくのを見ていたたまれない気持ちになる事が少なくありません。男性に比べても感情の影響を受けやすい事が知られており、どうしても感情移入を起こしてしまって辛い気持ちに苛まれてしまうのです。医療でも介護でも、看護師として働いていると患者の衰弱する様子を目の当たりにする事があり、ターミナルケアを担えば死期に面する事も珍しい事ではありません。その状況に耐えられなくなってしまって、悩みを抱えてしまう看護師も少なくないようです。

仕事だから仕方ないと言う発想で割り切れるようになる看護師も多いですが、その呼吸を身に着けられない人ももちろんいます。その場合には、患者のいない職場を選ぶようにする事が精神的な衛生状態を維持する上で欠かせません。看護師には、健常者を相手にできる職場もあります。典型的なのは健診センターや保健室です。企業や学校、行政などで勉学に励んだり、働いたりしている人を対象としますので、精神的な負担はほとんどないと言えるでしょう。また、歯科のように、患者が死に近付いていったり、生活が辛くなったりするような状況に陥りにくい診療科もあります。妊婦が主な相手となる産科で働くのも、候補にできるでしょう。

このような職場を選んで働けば、患者の容態が悪化していく様に悩まされる事は減ります。仕事の悩みが患者への感情移入であれば健常者を相手にできる職場を選ぶ事が賢明で、それだけで心の負担が軽減されるでしょう。